「ヤマサの木造施設建築プロジェクト」を始動しました
山佐ホールディングスグループはグループ会社のヤマサハウス株式会社と山佐産業株式会社、関連会社の山佐木材株式会社、そして株式会社ウッディストプラン4社の専門技術を生かし、県内で木造・木質構造での建築を促進する「ヤマサの木造施設建築プロジェクト」を始動いたしました。
「ヤマサの木造施設建築プロジェクト」
日本は国土の約3分の2を森林が占める世界でも有数の森林国です。
現在、戦後に造林された多くの人工林が本格的な利用期を迎え、資源量は年々増加しているものの、木材の利用は十分に進んでいない現状を受けて、
国は2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」制定。それ以降、公共建築物の木造率は8.3%(2010年度)→
13.9%(2020年度)、低層公共建築物の木造率は17.9%(2010年度)→ 29.7%(2020年度)といずれも増加傾向にあります。
しかしながら、建築物全体の木造率は43.2% (2010年度)→43.5% (2020年度)と横ばいの状況にとどまっています。
(林野庁.「令和2年度の公共建築物の木造率について」.<https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/riyou/220323.html>2024年3月26日アクセス)
このような背景を受けて、地域材の利用を促進するべく、創業1948年以降、製材を本業の柱とする「山佐木材株式会社」、
木造の大スパン建築設計を得意とする「株式会社ウッディストプラン」、家づくり年間およそ200棟、累計10,000棟以上の実績を持つ
「ヤマサハウス一級建築士事務所」、民間・公共の施設建築を総合的に手掛ける「山佐産業株式会社」の4社がそれぞれの強みを活かし、
県内の幼稚園や保育園などの文教施設やクリニック、介護福祉施設、店舗、事務所などの施設を「木造・木質構造」で建築することを提案する
専門家プロジェクト「ヤマサの木造施設建築プロジェクト」をスタートさせました。
今後について
このプロジェクトを通して、建築物へのかごしま材を中心とした地域材の利用に向けて、地域における森林資源の持続可能性を確保しながら、
2050年カーボンニュートラル実現を目指します。
当グループは、「鹿児島を鹿児島に関わる人たちにとって もっと、ずっと、住みたい場所にする」を企業使命観に掲げて、
これからも鹿児島で暮らす方たちに寄り添いながら、より多くの方に木の持つ良さを五感で体感していただき、安心して快適に暮らしていくための
サポートを行っていきたいと考えております。