弊社グループは、戦後混乱期に教職を辞した佐々木亀蔵が1948年に木材業・山佐産業株式会社を創業したことを起源とします。

経営するための指針として「郷土が誇る企業をつくる」を掲げて参りました。
創業者なりの哲学・人生観・人間観に基づいて追い求めた理想像であると思います。

以来、以下の事業を展開しております。

  • 大隅半島を中心に道路・橋・堤防・港湾などの整備を通じて地域生活の基盤を守る土木事業
  • 文化財の維持保全から倉庫・工場・商業施設の整備までニーズに応じたあらゆる構造の建築に対応する一般建築事業
  • 鹿児島の気候風土に根差し、家族の心と体の健康と、世代を超えて住み継ぐことを目指した住まいを新築・リノベーションを通じて実現する住宅事業
  • 不動産の価値・魅力を最大限に引き出すことを通じて、鹿児島の暮らしのアップデートに貢献する不動産事業
  • 住まいの取得など人生の節目ごとに、お金まわりのライフプランニングのお手伝いを通じて最適な保険・住宅ローン商品選びを実現し、万が一に備える安心と、暮らしの豊かさに貢献するファイナンシャルアドバイザリー事業
  • 環境性と高精度を両立した加工品質と、現場施工性を高める建材物流により南九州の建設会社を支援する木材プレカット・建材事業
  • 住宅事業の強みを活かし、大工技能を継承する基盤整備を通じて、地域の暮らしの将来にわたる安心安全に貢献する大工事業
  • 自分らしい豊かな暮らしの表現を、家具・インテリアとの出会いを通じてお手伝いするセレクトショップ事業
  • 経理財務管理、総務労務管理、戦略人事主導、新規事業開発を通じて、グループ全体の人や事業の適材適所、才能開花の実現に貢献することを役割とする機能

厳密にはグループの外ですが、祖業の木材業を継承発展させた木造建築の工法開発・製造建設一貫事業(ウッドエンジニアリング事業)を山佐木材株式会社が営んでおります。

直近では、2022年6月23日74回目の創業の日に、長期安定的な林業経営に参入し、数十年に渡りコミットする山佐林業株式会社を設立いたしました。グループ内外のパートナーシップにより、山から製材、最終製品である住宅まで一気通貫したビジネスモデルを確立することを通じて、豊かな森林資源の循環的利活用ひいては将来世代への継承に貢献して参りたいと考えます。

我々のこれまでの取り組みは、「郷土が誇る企業をつくる」の考えが源流にあって、地域の課題に向き合い続けてきた結果であると考えます。

これからは更に一歩進み出て、「鹿児島を、鹿児島に関わる人たちにとって、もっと、ずっと住みたい場所にする」ことの実現に貢献し、その結果としてグループの企業価値向上に資する、そんな取り組みを進めて参ります。

山佐ホールディングス株式会社
代表取締役社長

佐々木 政典